ナショナルソフトウェア社員の中でも特に、様々な部署をご経験されていると聞きました。
電話関連のネットワークシステム、携帯電話の端末開発、カーナビやカーステレオ、OA機器の新機能開発など、この5年程の期間で5つの現場を経験しました。たまたまタイミングが合っただけなんですが、会社の中でも珍しいかもしれませんね。それぞれの現場では、つくる人とつくったものを測る人がいます。初めのうちは測定する試験者だったのですが、最近ではお客さまにつくる仕事もやってほしいと言われるようになって、そのためのスキルを1から磨きました。どちらかというと、つくるよりも人をまとめたりする方が得意だったりするので、今は新規プロジェクトのまとめ役としてまかせてもらえることが多いです。
仕事をしていて感じる面白さや失敗談を教えてください。
どんな仕事でも同じかもしれませんが、「廣瀬さんじゃないと」って言ってもらえるのはすごくうれしいですね。大変なこともありますが、この仕事をやってて良かったと実感します。失敗というか、挫折を体験したのは社会人になった瞬間かもしれません。大学も特待生で入っていたので、自分のことを「デキる人間」だと思ってたところがあるんですよ。でも社会人の中に入るとほんとにヒヨっこで。自分の知らないこと、できないことをやれる人がたくさんいて、もうけちょんけちょんにされました。今は、その時に感じた「なりたい姿」に徐々に近づけているかなとは思っているんですが、まぁ自分では何とも言えないところですよね。
就職活動も、IT業界を志望していたんですか?
正直に言うと、目指していた業界とは違いましたね。中学の頃から芸能界に憧れて活動していた時期があったりして。大学卒業時の就職活動でも華やかな世界に興味があって、芸能業界や観光業を志望したことがありました。そのあといろんなご縁があって、ナショナルソフトウェアに。
まったく違う業界ですね!
今でも主演映画の話が来たら、迷わず出ますけどね。絶対(笑)
この仕事に向いているタイプは、どんな人だと思いますか?
責任感が強くて、仕事が嫌いな人が向いてるんじゃないでしょうか(笑) もちろん、仕事が好きなのはいいことなんですが、この業界では時間=コストだったりするので、好きなだけ時間をかけてものづくりをするというわけにもいかない。限られた時間でいいものをつくるという責任感がある人じゃないとやっていけないところがあるんです。極端な言い方なんですけど、できるだけ少ない時間で仕事を終わらせたい!と思ってる人にはぴったりですよね。自分はこのタイプなんです。できるだけ早く帰って遊びたい(笑) そのためにも、もっと技術や経験を磨いていきたいですね。
入社から10年間で担当したプロジェクトは7つ。文系出身ながら、今ではリーダーとして活躍をみせる経験豊富な新卒入社1期生社員。早く帰って、おいしいものを食べに行くことを日頃の目標にしている。