INTERVIEW 02
ただの技術者で、終わらない。私がここで10年以上成長を続けられる理由。
K.S/2011年入社/システム開発3部 課長代理
Chapter 01
前職でも同じシステムエンジニアでしたが、リーマンショックの煽りを受け、会社の経営状況が不安定で、将来に不安を感じていました。そんな時、知り合いが在籍していたご縁で、当社を知ったのが入社のきっかけです。入社の決め手は、頑張れば頑張った分だけ評価される環境と、人間関係の風通しの良さでした。
入社して10年以上経ちますが、その判断は間違っていなかったと確信しています。特に、最大の魅力は、正当に評価される文化です。中途入社でもハンデはなく、成果を出せば若くても役職に就き、キャリアアップできます。また、役職に関係なく経営層との距離が近く、自分の意見を直接伝えられる「風通しの良さ」があります。社員の存在をただの作業者で終わらせず、どんな人物なのか、どんな未来を描いているのか、それらを知ろうとする姿勢は、社員一人ひとりを将来のリーダーとして育てようという会社の意思が強く感じられます。その点も、長く働き続けられる理由ですね。
Chapter 02
私たちのチームが手掛けているのは、自動車に搭載されるソフトウェア開発です。皆さんが普段乗っている車には、実は何十個もの「ECU(電子制御ユニット)」と呼ばれる小さなコンピューターが搭載されています。エンジンを最適なタイミングで動かすECU、パワーウィンドウを滑らかに上げ下げするECUなど、それぞれが専門の役割を持ち、互いに通信し合うことで、一台の車として機能しているのです。私たちの仕事は、その電子制御の根幹を担うソフトウェアを作ることです。
中でも、私たちが特に強みとしているのが、ハードウェアに極めて近い「ドライバ」と呼ばれる領域のソフトウェアです。これは、コンピューターの頭脳である「アプリ」と、モーターなどの物理的な部品である「ハード」を繋ぐ、いわば車の“神経”のような部分。コンピューターチップの1本1本の足から送られる電気信号を直接制御し、ハードをどう動かすかを定義する、非常に専門的な知識が求められます。
部品自体も目に見えない場所にあり、電気の流れを相手にする緻密な作業ですが、ハードとソフト両方の深い理解がなければ務まりません。だからこそ、ここは「組み込み技術の面白さが詰まった、最も重要な領域」だと言えます。技術者として、腕を磨いていきたい方におすすめできる環境です。
Chapter 03
現在、私は課長代理として、メンバーの進捗管理や技術支援、お客様との対応を担っています。私がチーム運営で最も大切にしているのは、一人ひとりとの「対話」です。特に、未経験で入社した新人が抱える「ここでやっていけるだろうか」という漠然とした不安を解消できるよう、配属前にチームメンバーとの顔合わせの機会を設けたり、2ヶ月に1回の1on1面談を行ったりしています。
1on1では仕事の話はそこそこに、ほとんどが雑談です。最近の趣味や休日の過ごし方など、たわいない会話を重ねることで、信頼関係が生まれます。この関係性が、業務を円滑に進める上で非常に重要だと考えています。会社のメンバーとはプライベートでも仲が良く、一緒にキャンプやオンラインゲームを楽しむこともありますよ。
Chapter 04
私の当面の目標は、課長代理から課長へ昇進すること。将来的には部長を目指しています。そのためにも、常に一つ上の役職の視点で物事を考え、売上拡大のために新規案件の創出にも取り組んでいます。名古屋事務所では、車載システムの開発が主ですが、当社はサーバー・クラウド分野、通信システム分野にも強みをもつ企業。その強みを活かし、当社のさらなる可能性を名古屋から拡大していきたいです。
また、部下たちには常に伝えていることがあります。それは「お客様だけでなく、自分を評価してくれる自社に対して、自分の価値をアピールしよう」ということです。風通しが良い社風を活かして、上の役職の人が集まる会議で積極的に発言し、自分の存在を会社に認めてもらう。その「やる気」が、若くても昇進できるチャンスに繋がるからです。
当社には、未経験の方も多く在籍しています。コーディングは、今や、特別な才能ではありません。
転職前の私のように将来への不安を抱えている方や、より高い技術を習得したい方は、是非、ナショナルソフトウェアでともに新たな可能性を切り拓いていきましょう。