INTERVIEW 05
AWS全資格制覇。競技プログラミング出身エンジニアが、“効率化”の先に見る未来。
M.H/2022年入社/システム開発2部 主任
Chapter 01
大学では情報科学部に在籍し、情報工学からネットワークまで幅広く学んでいました。ちょうどコロナ禍で在宅時間が増えたこともあり、趣味で始めたのが「競技プログラミング」です。制限時間内に、いかに効率的なプログラムを書いて問題を解くか。その面白さに没頭する中で、自然と論理的思考力が鍛えられました。この経験を実際のソフトウェア開発に活かしたいという想いから、技術力を重視する企業を志望し、当社へ入社しました。
現在担当しているのは、大手自動車メーカー向けのクラウドを活用したプロジェクトです。具体的には、カーナビに付随する各種サービスのサブスクリプションを管理するシステム基盤を開発しています。どの車両に、どのサービスを提供するか。その複雑な契約情報を管理するバックエンド側の設計・開発が私の主な役割です。大学で培った知識と競技プログラミングで養った思考力が、日々の業務に直結していると感じます。
Chapter 02
私が仕事で最もやりがいを感じるのは、作業やシステムの効率化に貢献できた時です。有名な言葉に「プログラマーの三大美徳は、怠惰・短気・傲慢である」というものがあります。これは、面倒な作業を嫌う「怠惰さ」があるからこそ、人間が楽をするために自動化のプログラムを生み出す、という意味です。私もこの考え方に共感しており、常に「もっと効率的にできないか」という視点で業務に取り組んでいます。
現在のプロジェクトで、テスト工程に大きな課題がありました。既存のツールでは、テストコードをゼロから、しかも独特の書式で書かなければならず、習得にも実装にも多大な時間がかかっていたのです。そこで私は、設計書からテストコードを自動生成でき、汎用的なフォーマットで記述できる別のツールを探し出し、導入を提案しました。結果として、チーム全体の開発スピードは大幅に向上。「助かった」というメンバーからの言葉が、何より嬉しかったですね 。
Chapter 03
成長意欲があれば、会社はそれを全力でサポートしてくれます。その一つが、手厚い資格取得支援制度です。対象となる資格に合格すると、受験料の補助だけでなく、報奨金が支給されます。受験料が高額な資格にも、金銭的な負担を気にせず挑戦できるのは大きな魅力です。
私はこの制度を活用し、クラウド技術であるAWS(Amazon Web Services)の認定資格を全12種類、全て取得しました。きっかけは、同じプロジェクトの非常に優秀な同僚が11の資格を持っていると知ったこと。「これは負けていられないな」と、健全なライバル心に火がつきました。仕事やプライベートの合間を縫って勉強し、約2ヶ月で、高難易度資格を含む8種の資格取得を実現しました。会社のサポートもあったからこそ、高いモチベーションで達成できた目標です。
Chapter 04
入社3年目ですが、現在はプロジェクトリーダーのような立場で、メンバーの成果物レビューやお客様向け資料の作成なども任されています。私の大きな目標は、まだ社内にない新しい技術領域を開拓し、会社の新たな事業の柱を築くことです。多種多様な新技術がとめどなく現れる時代ですから、常に新しい情報をキャッチアップすることは欠かさず行っています。
当社には、意欲と実力があれば、若手にもチャンスを与えてくれる文化があります 。今のプロジェクトはリモートワーク中心で残業もほぼなく、自己研鑽の時間もしっかり確保できています。この環境を活かし、技術者としても、ビジネスパーソンとしても成長を続け、会社の未来を創る一翼を担いたい。そう強く思っています。