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INTERVIEW 04

配属先は、想定外の「お堅い」職場。予想外の環境から始まった、僕の成長物語。

K.G/2023年入社/システム開発2部

Chapter 01

アパレル志望からIT業界へ。将来を見据えた、戦略的な決断

大学では情報理工学を専攻していましたが、就職活動を始めた当初、目指していたのはアパレルやインテリア業界でした。しかし、就活アドバイザーの方に「それは趣味でも良いのでは?」と助言され、自分でも妙に納得してしまって。そこで、大学での学問を活かせるIT業界へ、大きく舵を切ることにしました。
正直に言うと、大学の授業でプログラミングを学んではいたものの、当時は少し苦手な方でした。ですが、将来性を考えた時に、このスキルを自分のものにしたいと決意したのです。企業選びの軸は、「若いうちから活躍できる中小企業」であること。大手だと1年目はなかなか仕事を任されないのでは、という懸念があったからです。その中でも当社は、クラウドや組み込み系といった特定の分野にこだわらず、幅広く事業を展開している点が魅力的でした。ここなら様々な経験を通して、多角的な視点を養えると感じ、入社を決めました。

Chapter 02

想定外の配属。静かな職場で感じた「壁」

入社後の研修を終え、いよいよ配属。しかし、そこで最初の「想定外」が待っていました。研修中にアピールしていた内容とは異なる部署への配属が決まり、さらに担当するプロジェクトが官公庁向けの組み込み機器開発だと知らされたのです。正直、「お堅そうだな…」と不安な気持ちになったことを覚えています。

その不安は、残念ながら的中します。配属先の職場は、私語があまりない静かな雰囲気 。「これは、気軽に質問できないぞ…」と、完全に雰囲気に圧倒されてしまいました。元々は人と話すのが好きなタイプなのですが、最初のうちは分からないことがあってもなかなか声をかけることができず、一人で悩む時間が続きました。

Chapter 03

「聞くしかない。」開き直りから掴んだ、仕事の面白さ

しかし、仕事を進める上では、どうしても誰かに聞かなければならない場面が出てきます。「どうあがいても、聞くしかない」。そう開き直って勇気を出して質問をしてみると、二つ目の「想定外」が待っていました。先輩方は、どんな質問にも驚くほど的確に、そして即座に答えてくれたのです。

特にプロジェクトリーダーの技術力は圧倒的で、一気に尊敬の念が芽生えました。質問を繰り返すうちに、静かな職場への苦手意識は薄れていきました。そして、担当しているアプリケーション開発が、他ではなかなか経験できない希少なものであることにも気づきました。何より、若手のうちから責任ある実装を任せてもらえるこの環境は、まさに自分が求めていた成長の場でした。

Chapter 04

教える喜びに、新たな目標。予想外の環境は、最高の成長の場だった

入社して3年目になり、今では後輩の教育も担当しています。かつての自分が苦しんだ経験があるからこそ、後輩が質問しやすいように、自分から積極的に声をかけることを心がけています。先日、先輩から教わったことを後輩に教え、「ありがとうございます」と感謝された時、これまでで一番のやりがいを感じました。出来なかったことが出来るようになり、それを次の世代へ繋いでいく。自身の成長をはっきりと実感できた瞬間でした。

今の目標は、チームをまとめるリーダーになり、将来的には要件定義ができるエンジニアになることです。この目標を上司に伝えたところ、「こんな資格がおすすめだよ」と具体的なアドバイスをくれました。キャリアの道筋を示してくれるベテランがいるのも、心強く感じています。

現在は、長期のプロジェクトなので納期に余裕があり、残業もほとんどありません。休日はお酒を飲んだり、アイドルのライブに行ったりと、しっかりリフレッシュできています。想定外の連続だったこの環境は、結果的に最高の成長の場となりました。この場所から始まった僕の挑戦は、まだ始まったばかりです。