INTERVIEW 01
キャリアも、家庭も、あきらめない。未経験から挑戦し、サブリーダーとして働く私の選択。
K.T/2019年入社/システム開発5部 係長
Chapter 01
大学では、ITとは無縁の英米文学を専攻していました。元々接客が好きで、お客様と直接関わる仕事をしていきたいと考えており、新卒で入社したのは家電量販店でした。IT業界は、当時の就職活動では全く見ていなかった分野です。転機が訪れたのは、退職後。公務員を目指していた折、「これからはITの時代だ」というアドバイスを受け、未経験から挑戦することを決意しました。
当社の面接を受けたのは、勤務地が大阪だったこと、そして未経験でも安心な研修制度が整っていたからです。面接の雰囲気も良く、ここなら頑張れそうだと感じたこともあり、入社を決めました。もちろん、当時はコーディングの経験など全くありませんでした。
Chapter 02
入社から6年が経った今、私は12人のチームを率いるサブリーダーとして、自動車のバッテリーを制御するシステムの開発に携わっています。私の主な役割は、お客様の要望を分析し、どのような設計にするかを考える「上流工程」。実際のプログラミングは別の部隊が担当するため、私自身がコードを書くことは多くありませんが、お客様と開発パートナー、双方の間に立ち、プロジェクトの進捗を管理し、情報を的確に橋渡しする。それが私のミッションです。
このプロジェクトに参加した2020年は、コロナにより社会全体の働き方が大きく変わろうとしていた時期でした。手探りの状況のなか、テレワークへと働き方がかわってしまったこともあり、コミュニケーションにはかなり苦労しました。ただ待っていても仕方がないので、チャットを通して聞く、頼まれた仕事は着実に覚える、資格を取得するなど、がむしゃらに働きました。お客様からの信頼を得るごとに、チームの規模も大きくなっていき、あの時の苦労や頑張りが形になっていることを誇りに思います。
Chapter 03
仕事に慣れ、お客様との信頼関係を築けてきた頃、私は大きなライフイベントを迎えました。今後のキャリアについて考えることもありましたが、会社の温かいサポートが、その気持ちを安心感に変えてくれました。
長期の休暇取得はもちろん快く送り出してくれましたし、復帰のタイミングでは、お客様も理解を示してくださり、私が抜けた分の仕事量を再び確保して待っていてくれたのです。おかげで、私は元のチームの元の役割にすんなりと戻ることができました。特別な配慮というよりも、ごく自然な形で会社もチーム全体もサポートしてくれたことに、社員を大切にする社風を改めて感じましたね。また、待ってくれていたお客様の存在は、これまでに積み上げてきた信頼のおかげであると実感するとともに、お客様と一丸となって働いていくこの連帯感は、エンジニアの醍醐味なのだろうと再確認しました。
Chapter 04
現在は、基本的にテレワークで勤務しています。就業後はプライベートの時間に切り替わりますが、在宅だからこそ時短勤務ではなくフルタイムで働くことができ、仕事と家庭生活を両立できています。この柔軟な働き方ができるのも、当社の魅力の一つです。
また、中小企業ならではの「風通しの良さ」も、働きやすさに繋がっています。部長や課長との距離が近く、面談では仕事上の課題からプライベートのことまで、何でも話せる関係です。定期的にキャリアについて相談する機会もあり、「技術職で進むか、マネジメント職で進むか」という将来の道を、会社が一緒に考えてくれます。
将来は、プロジェクト全体を管理するリーダーを目指したいと考えています。キャリアも、プライベートも、どちらも諦めずに挑戦できる。この会社には、社員が自分らしく働き続けられる、そんな文化が根付いています。